三浦光世が、妻・綾子との四十年にわたる思い出を短歌に寄せる形でまとめたエッセイ。折々の<愛の足跡>が刻まれている。
三浦光世が、作家である妻・綾子との四十年にわたる思い出を短歌に寄せる形でまとめたエッセイで、折々の愛の足跡が刻まれている。
君を想ふ夕べかなしくて袖に来し白き蛾を鉢の菊に移しぬ
という出会いの頃の相聞歌から始まり、最後は
カリエスを病みし脊椎はどの骨か分骨の壺に入れる手を止む
小さき壺に分けゆく妻の遺骨の中緑の斑点を持てる一片でしめられている。
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